SEIKEI University Repository >
01:紀要(Bulletin) >
01:経済学部論集 >
第49巻第1号 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/10928/1078
|
タイトル: | 米英のExorbitant Privilegeについて |
その他のタイトル: | US and UK's Exorbitant Privilege |
著者: | 大野, 正智 Ono, Masanori |
発行日: | 2018年7月20日 |
出版者: | 成蹊大学経済学部学会 |
抄録: | 対外資産債務において,米英とも債務超過国である。しかしながら,近年,両国の国際収支については大きな相違が見られる。米国は債権取崩国の状態であるが,フローベースの対外資産からの収益が対外負債からの支払いを安定的に越えており,引き続き,債券取崩国が継続されるものとみられる。この点で,米国は超過収益を得るというExorbitant Privilegeを享受していると言える。一方,英国にも対外資産債務の全体としてはExorbitant Privilegeの特徴が見られるもののその内訳は米国とは異なる。例えば,対外資産負債からのフローベースの超過収益は低下傾向にあり,特に,2010年代に入って超過収益のマイナスが顕著になってきている。国際収支発展段階説で言えば,英国は債権取崩国から未成熟債務国へ移行した可能性がある。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10928/1078 |
出現コレクション: | 第49巻第1号
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|