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タイトル: 量的緩和と物価予想に関する確率モデル
著者: 宋, 永圭
発行日: 2020年2月
出版者: 成蹊大学
抄録: 量的緩和は、確率論的にはマネタリーベースに関する確率過程の変更であり、経済学的には投資家に穏やかなインフレ予想を形成させるための金融政策のレジームチェンジである。本稿では、離散時間の枠組みの中で確率モデルを構築し、量的緩和が投資家の物価予想に与える影響について理論分析を行う。また、長期のデータに基づいて、物価とマネタリーベースに関する回帰分析を行う。劣マルチンゲールの収束定理による理論分析の結果は、中央銀行が量的緩和を行い、マネタリーベースの過程が有する収束先の期待値を十分高いレベルに変更すれば、投資家はインフレ予想を形成することを示す。また、回帰分析の結果は、マネタリーベースが物価に与える影響は統計的に有意であることを示す。事例に関する節では、日米の量的緩和の相違点について言及し、日本銀行は政策的一貫性を保ちながら、量的緩和を進めていく必要があることを述べる。最後では、日本の量的緩和が、韓国経済に通貨高およびデフレリスクの上昇をもたらした可能性があることを指摘し、需要の萎縮が進む韓国経済の今後を展望する。
URI: http://hdl.handle.net/10928/1253
出現コレクション:第51巻

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