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第51巻第2号 >
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http://hdl.handle.net/10928/1323
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タイトル: | 組織間コストマネジメントとその影響要因 : サーベイ研究のレビュー |
その他のタイトル: | Inter-Organizational Cost Management and Its Influencing Factors : A Review of Survey Research |
著者: | 井上, 慶太 Inoue, Keita |
キーワード: | IOCM(組織間コストマネジメント) OBA(情報共有) TCO(総所有コスト) 影響要因 |
発行日: | 2020年12月20日 |
出版者: | 成蹊大学経済経営学会 |
抄録: | 組織間コストマネジメントは,他企業との連携によって,1つの企業では実現が困難な原価低減を目指す活動である。従来は,バイヤー・サプライヤーなどによるコストマネジメントを支援するうえで望ましい技法について理論的に議論されてきた。一方,こうした技法が必ずしも理論的に考えられてきたような管理につながるとは限らないことにも注意が必要である。実際に技法の導入を試みたものの期待されているようには進まない場合も少なくない。そのため,組織間コストマネジメントがどのような状況で促進(あるいは,阻害)されるのかを明らかにするために探索的な事例研究が行われてきた。さらに近年では,より広範囲な組織間連携を対象として,質問票サーベイなどによる定量的な研究が進められている。しかし,各研究者の目的に応じて調査が行われているものの,組織間コストマネジメント分野全体としてどのようなことが明らかになってきたのかについては理解が不足している。そこで本稿は,探索的な事例研究での主な議論の内容を確認するとともに,サーベイ研究を対象としたレビューを行い,組織間コストマネジメントとその影響要因を分析するための枠組みについて考える。そのうえで,ビジネスモデルの多様化,事業のグローバル化,組織間学習にかかわるこれまで十分議論されていない要因も考慮したうえで,今後研究を行うための方向性と課題について考える。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10928/1323 |
出現コレクション: | 第51巻第2号
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